いらっしゃいませKATSUの小部屋
昭和歌謡と漫画をこよなく愛する私の気ままなレビュー。
いつか俺にもそんな時が来る。ちあきなおみ・・・・喝采
![]() | ちあきなおみ・しんぐるこれくしょん (2004/10/20) ちあきなおみ 商品詳細を見る |
子供の頃聴いて歌を何と無く歌えた・・・そんな人は多いだろうけれど、コロッケさんのモノマネで
茶化されているだけでは、余りにも勿体無いので今日はこれを分析して見る。
いつものように幕が開き 恋の歌うたう私に 届いた報せは 黒いふちどりがありました
これはちあきさんの体験の歌らしい。以前聞いた事がある。
いつものように舞台に立っていた時に、不幸なお知らせがあった・・・・
あれは3年前 止めるあなた 駅に残し 動き始めた汽車に ひとり飛びのった
歌手を夢見て、彼氏も里も捨て、振り払うように独りで旅立つ・・・
ひなびた町の昼下がり 教会の前にたたずみ 喪服の私は 祈る言葉さえ失してた
華やかな舞台に立てるようになっているのに、ひなびた町の教会で死んだ彼氏に報告すら出来ない
夢と引き替えでは、余りにも大きい・・・失ったモノが。
つたのからまる白いカベ 細いかげ長く落として ひとりの私は こぼす涙さえ忘れてた
つたのからみと言う言葉が、彼との思い出のようにも聞こえるし、白いカベは純粋だった二人の歴史
などとも感じるし、細いかげが果かなく感じるし、長く落としてが、無くした重み・・にも聞こえる。
突然の訃報は、涙すら落とす事さえも出来ない。
唖然、愕然、通常は脳が感じ取り涙を流させるモノなのだろうが、それすらも受け入れられない状況
だった事がこの一行に凝縮される。
暗い待合室 話すひともない私の 耳に私の歌が 通り過ぎて行く
売れたから気を使って誰もいなかったのを選んだのか?彼には身寄りが無いのか?
彼を捨てて行った事で恨まれているのか?いずれにせよ、こんな時にも自分の歌が耳に残る。
私の歌とは・・・恋の歌。 恋が通り過ぎて行く・・・果かなく・・・
いつものように幕が開く 降りそそぐ ライトのその中 それでも私は 今日も恋の歌うたってる
一番では、幕は開きだったのに、二番では幕は開くに変わる。開きの場合、望んでいる感じがする。
しかし、開くの場合では開いてしまう・・・自分の意思では無い感じがする。
恋が果かなく散ってしまった、無くしたばかりでも、華やかなライトに照らされて、
いつものように、恋の歌を歌っている・・・恋の歌とは・・・私の歌でもある。
夢を追いかける者が得たモノも多いが無くしたモノも多いと比喩するが、これもその1つなのだろう。
いついかなる時も、待っている人、応援して下さる人がいる限り、舞台に立たねばならない・・・・
辞めない限り・・・
今の俺も夢を追いかけているから、この歌のように生きて行かねばならないのだろう・・・
いついかなる時も・・・・
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